稲月神社(いなづきじんじゃ)

史跡・名所

  所在地  広島県府中市広谷町1192
この神社の縁起であるが、創祀されたのは承安2年(1172年)とされる古社だ。この頃の天皇は高倉天皇で、この時期の元号はころころ変わっていて・・・こんがらがる。高倉天皇の後は僅か2歳で即位した安徳天皇だ。源平合戦の数年前で、正に嵐の前の静けさといえる時代だと思う。祭神は天照皇大神、保食神(ウケモチ)、埴山姫神(ハニヤスヒメ)の3柱を祀る。天照皇大神は言うまでもなく天照大神だ。保食神は稲荷神で宇迦之御魂神と同一とされる。日本書紀にはツキヨミが保食神の所へ行くと、保食神は、口から米飯や魚を吐き出し、それらでツキヨミをもてなした。ツキヨミは「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、保食神を斬り殺してしまうのだ。保食神の死体からは牛馬や蚕、稲などが生れ、これが穀物の起源となった。ツキヨミが保食神を斬り殺したことをアマテラスは怒り、 これが昼と夜に分かれた理由という。一方、埴山姫神は粘土の神だ。イザナミがカグツチを産んで火傷を負い苦しんでいるときに大便から産まれた神である。ちなみに小便から産まれた神は罔象女神(ミズハノメ)という。何からでも神は産まれる・・・。罔象女神に付いては福山市郷分町に鎮座する、草木地区の氏神「奈良神社」の祭神がこの女性神である。
    mixi  備後の歴史を歩くコミュの稲月神社より
 市道を兼ねた参道

右には稲月神社の社号標
 ここからは参道階段にて参拝
 参道階段と
 階段中腹の大鳥居
 大鳥居

階段の上には神楽殿
 大鳥居からの参道入口
 参道階段の中途からの大鳥居
 参道階段を上がると前には神楽殿

中央に見えているのは拝殿
 神楽殿前からの参道階段
 拝殿側からの神楽殿
 神楽殿に奉納されている絵馬、他にも沢山有りました
 拝 殿
 神楽殿前からの拝殿
拝殿前の狛犬
 拝 殿
 拝殿入口
 入口に掛けられている扁額
 拝殿内
 拝殿入口からの神楽殿
 本 殿
本殿入口

床下の木組みが凄い、まるでパズルのように組んである 
 神社全景
 手水鉢
 手水鉢

現在は使われていない様子




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